個別指導塾の学習空間 鴻巣西教室、桶川東教室の内藤です。
今回のタイトルはかなり遊んでます。。。
「しこう」で韻を踏んでみました。僕は韻を踏む遊び(音楽が付けばRAP!)が大好きです!
自然と語彙力(言葉の知識量)が身につくのでオススメですよ!
特に高校受験には同音(同訓)異字がよく出ますからね!
関係ないですが、『考える』を意味する日本語の「思考」と英語の”think of~”の発音が似ているのもなんかこう、グッとくるものがありますよね?
・・・と、そんな話は置いておいて、タイトルにもある「思考」がテーマです。
みなさんは「思考」することが好きですか?
思考(しこう、(英: thinking)は、考えや思いを巡らせる行動であり、結論を導き出すなど何かしら一定の状態に達しようとする過程において、筋道や方法など模索する精神の活動である、とのことです。(wikipediaより)
簡単に言うと、答えや理由を求めて考えること、ですね。
そんな広義な意味の「思考」の中でも、今回は『思考実験』というものをご紹介します。
まずは一つ目。トロッコ問題、と聞けばご存知の方も多いかもしれません。
線路を走っていたトロッコの制御が不能になった。このままでは前方で作業中だった5人が猛スピードのトロッコに避ける間もなく轢き殺されてしまう。
この時たまたま自分は線路の分岐器のすぐ側にいた。自分がトロッコの進路を切り替えれば5人は確実に助かる。しかしその別路線でも別の1人が作業しており、5人の代わりにこの1人がトロッコに轢かれて確実に死ぬ。自分はトロッコを別路線に引き込むべきか?
この問題に明確な答えというものはありません。あるのは思考して決めた行動とその結果です。
1人でも多くの人を助けるために分岐を変えるのか。変えた結果死んでしまう人は自分が殺したことになるのか?
見て見ぬふりをして何も触らなければ、誰が死のうと自分は関係ないのか・・・など。
何が正しい、何が間違っているではなく、どうして自分はその行動を選んだのか、そう決めるまで何を考えたのかが大事になります。
こういった物事に対して深く考え、自分の意見を持つことは世の中においてとても大切になります。
せっかくなので、今度はまた嗜好の違う問題を・・・。
昔、テセウスが乗ったという有名な船、「テセウスの船」が保管されていました。
テセウスの船は時とともに老朽化し、腐った部品は新しい部品へ修理・交換がくり返されてきました。
船の老朽化とともに、船は少しずつ新しい部品に入れ替わっていきます。
その結果、いつしか元のテセウスの船の部品は一つもなくなり、全てが新しい部品になっていたのです。
船の形や機能はテセウスが乗っていた当時の船とまったく変わらないように修理されています。
しかし、元々の「テセウスの船」の部品や塗装はもはや一つも残っていないのです。
はたして、この船は「テセウスの船」と呼べるのでしょうか?
テセウスの船と呼ばれる、有名な思考実験です。
同じ場所にあって形が一緒なら同じ船と呼んでいいのか?
船の部品がすべて変わってしまっているんだから、同じものと呼べないんじゃないのか?
実はこれ、人間にも同じことが言えるのかもしれません。
ヒトは生きていく中で体の中で細胞分裂が起こり、古い皮膚は垢として落ち、髪は生え変わり、爪も伸びては切っています。
この変化を数十年単位で繰り返し続けているヒトは、生まれた時と亡くなるときでは同じもので構成されているとは言い難いのではないでしょうか?
そうなると、過去の自分と今(もしくは未来)の自分は本当に同じヒトなのでしょうか・・・?
・・・なんてオカルトチックな話にもなりますが、こんな考え方だって出来てしまうわけですよね?
人間は自然界でも数少ない、生きていくことと直接関わりのないことまで考えることのできる動物です。
そんな珍しいものを、当たり前のように使って生きています。
「思考」してみることで広がる景色や見聞はたくさんあると思います。ゲームにだって、思考は欠かせませんよね。
「考えるのがめんどくさい」とか「言われたことだけやってる方が楽」という話をよく聞きますが、勿体ないですよ。
そんな考えることを考えるきっかけになってくれればと思います。
それでは今回はこのあたりで。
P.S. この記事で何回「しこう」という言葉が出てきたんでしょうね。。。
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