学力テスト

個別指導塾の学習空間、桶川東&本庄南教室の五味です!

1か月ほど前に小中学校の全国学力テストの結果が公表されました。

相変わらず、秋田、石川、福井、富山あたりが上位です。もっともこの学力テストは公立の小中学校がメインなので、都市部においては学力の高い生徒は私立へ流れるから(私立は任意参加)、小中学生全体としての正確な結果に反映されていないという意見もあるようです。また他にも指摘されている問題点があるようで、学校などの教育現場でテストで良い点を取るためだけの「教育」に走ったり、今回も大阪市では学力テストの結果を個々の先生の評価に反映させるとしたりと多々あります。

埼玉県で見てみると、成績は47都道府県のうち後ろから数えた方が早いのかなという順位ですが、政令指定都市別にみるとさいたま市は全教科で1位~3位に入っていたと思います。市町村間での学力格差というのも見て取れますね。

私も塾講師などというものを職業にしてしいますので、こういった結果は気になるもので、特に都道府県での順位よりも児童、保護者への質問紙調査から見てとれる学力と環境の相関関係が注意を引きます。

29年度に行われた保護者への質問紙調査では、社会経済的背景として家庭所得、父母の学歴等の側面から子供の学力との相関関係が分析されていますが、やはり高学歴高収入の家庭ほど子供の学力が高いという関係性がみられるようです。よく(?)医者の子供は医者になるとか東大の合格者の半数以上は親が高収入とか言われていますので、単純に予想はつくのですが、必ずしもそうではない事例もあるようで、親の接し方や子供を取り巻く環境によって変わって来るようです。
こういった相関関係を示すデータは複数ありますが、結局のところ子供のやる気という一言で片づけられてしまうことも多いと思います。しかし小中学生くらいでは、なかなか自分でやる気を出して勉強に取り組むという機会はないでしょうし、自助努力だけで全て完結させるというのはできないでしょう。そう考えると我々大人が環境を整え、子供を導いていく大切さというのを改めて痛感させられます。教育というのはとても難しいことですね。

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